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SM stories on the desk 「Lover and Slave」 written by eConomy  christmas present 2008

SM stories on the desk

「SM小説」サイトです。偏っております?ので、ご自分の事を悩む能力を有した大人のみ入場可です。午前1時の大人のために・・。 [This site is for the adult.] ..... presented by eConomy

2009-11

「Lover and Slave」 written by eConomy  christmas present 2008

lover-slave
CG presented from Eiji Bonda 「Lover and Slave」
written by eConomy christmas present 2008



 男は既に立ち去った後。
 
 女の前には数枚の紙が残されていた。
 
 レストランの窓から見える街灯に小雪が反射光を放つ。
 
 女は1人残された。

 「じゃ、君がサインできるものにはサイン。そして、実印。それとルージュ、つまりキスでの証明。・・・来週、金曜日。またここで・・・。」

 男は割と明るく、しかし、静かに言い残し、レストランの伝票を掴み、1人立ち去った。

 テーブルには女の誕生日を祝う赤のグラスワインと食事後のフルーツ、数枚の紙、そして男の吸ったタバコの残り香。

 女はまた、街灯に目をやる。雪が少し量を増したようだった。

 女の名は優子。今年24になる。男は35と言った。ただし、正確には知らない。
 名は英二と名乗ったが、それが本当の名なのかも・・・。

 女と男が付き合い始め、8ヶ月になる。
 互いの身体を慰め合う関係。
 それだけのはずだった。
 女の身体は男に快楽を与え、そして、受け取る。
 男は少しのお金をいつも優子に手渡す。

 3ヶ月もすると優子の身体は英二に馴染み、やがて、英二が与える愛撫、SEXに初めて女として絶頂を得た。

 「イクゥ、イクゥ、イッチャウ、マタ、イッチャウーノ。エ、エイジサーン。」
 優子は長い黒髪を乱し白目となって、快楽を叫んだ。その波高は高くなり続け、やがて、失神してしまうほどに・・・。

 金曜日と土曜日の逢瀬。待ち遠しくてしかたがない。
 4ヶ月を過ぎる頃、SEXの最中、英二が言った。

 「優子は英二様の牝奴隷です、って言ってみな。」
 「アァー、ユ、ユウコハエイジサマノドレイデ、アァー。」
 「牝が抜けている。」
 「メスドレイデスゥ。」
 「誰のだ。」
 「エ、エイジサマノメ、メスドレイデスゥー。」

 快楽に素直な女の身体は、自分が口にする屈辱的な言葉も甘美な媚薬とし、よりその快感を大きなものにしていく。

 週に48時間を共にする男女。その後、5日の空白。そしてまた48時間。

 女と男の関係が鮮明になっていく。

 「優子はあなたの奴隷よ。牝奴隷。」
 48時間中のどこでも優子は男が求めれば口にした。
 金の受け渡しはもうない。ごく普通のカップル。

 逢瀬を刺激的、より濃厚な時にするため、女は男に服従する。ある意味、自然な事とも言えた。

 性が女を征服し、男を冷静にさせる。時間と共にこの度合いが強くなるのは二人の年齢、経験、更に優子へ女の快楽を教えた英二との間では自然な「現象」に違いない。

 快楽は愛情にさえ変質し、女は愛情の中に未来を見る。

 言い換えれば、本当に優子は英二の奴隷になった。

 男の好奇心は女を様々に試そうとする。
 女は受け入れることで、より愛情を強固なものに・・・。

 縄、鞭、蝋が使われ、女は男に自由を奪われ、身体に「痛み」を受ける。
 首輪、浣腸、ピアスが施され、女は男に全てを晒すことで、心の「痛み」も受けいれた。

 濃密な時は「痛み」をそのままにしておかない。

 鞭の跡を男の舌で舐められる事が、今までに感じたことのない「心地よさ」となり、首輪を引かれる事は1対1で繋がっている「信頼」と変わり、乳首のピアスは所有されていることの「安堵」に変質していく。

 そんな日々が続き、男の好奇心を集めた紙が、レストランで女に手渡された。

 「優子奴隷契約書」「優子身体・財産譲渡書」「優子人権放棄書」「優子身体改造委託書」
 以上4つである。

 それぞれ、長ったらしい文章ではない。あって、2、3行の文章でやはり2、3項目。

 しかも、最後のものの中にあるだろうピアスも男の求めに応じ行ったもので、それ以上は当然経験はないが、別に今時のSM雑誌・サイトの中ではめずらしい事でもない。
 ただ、自分の名前があることが、「いつも」と違う風景である。

 優子は財産などと大袈裟な名が付くモノは持ち合わせていない。
 英二の小便・大便も口にした事は既にあった。

 男の好奇心のみと言ってはあまりにその「紙」、それぞれのタイトルは重過ぎるだろうが、優子はその書類へのサインより、電車が止まらないかを優先し気にするほど、大した事には感じてはいない。

 土曜日のPM10時。
 (また、来週まで会えないのね。)

 優子は英二を愛していた。 

 月曜日の夜、優子は自分の名前が書かれた「書類」を眺めている。
 (愛し合っている。何もかも許した。できないことなどない。それは私の「身体」「心」が証明している。それで全て・・・。)

 優子の小さな顔、憂いを持つ瞳、しなやかな肢体はいつも英二に対し従順であった。
 歯向かったことなど記憶にない。自然に「牝奴隷」にされて行き、世間との距離が広がって行く。
 柔らかい乳房の先端には「牝奴隷の証」がある。優子は英二のもので間違いない。

 全ての書類にサインをし、キスの証明を行う。
 それで良かった。
 最後の「優子身体改造委託書」の中を開く。あの時はなかった1枚の紙が挟まっていた。
 
 「優子。君の人生は全て貰う。そして、私の人生も同様さ。今の生活は金曜までに全て捨ててくれ。
会社、友人、今のアパート。本当に大切なものだけ、下の住所に送るように。 ・・・区・・・503号。」

 (私はもう飼われるだけの牝奴隷・家畜。本望だわ。何も世の中は私に与えない・・・。)

 水曜日に会社は辞めた。捨てるものだけが目立つ。
 ダンボール2つに入れたものは、預金通帳と書籍。後は衣服と靴。

 火曜日午前に大家へ伝えてある。
 「実家の方でご縁がありまして・・・。」
 「あら突然。でも当然よね。こんな器量良し。・・・お家賃は頂いたばかりだけど・・・。」
 「大家さん、明日夜、お越し願えますか。敷金と共に大きな雑貨は置いて参ります。まだ、新品の電化品もありますし、できればそれと相殺願いたいのですが。」
 「それも急ですね。え、金曜日に出られるのですか。」
 「はい、事情がトントンと進んでいまして。」
 「わかりました。明日夜に。」
 大家は最後は良い顔はしなかった。

 大きい荷物は邪魔になる。20万近くが浮いた形になるが、持っていけるもの・捨てるものは自分で始末をして欲しいが本音だろう。

 しかし、その顔は翌日の夜、コロッと変わった。

 最新の電化製品ばかりで、捨てる様なものは何もない。むしろ、簡単な壁紙換えをするくらいで、今までの家賃に2万くらいは多く取れそうである。

 「まぁ、綺麗なお部屋。結構ですよ。私の方で片付けさせて頂きます。どうぞ、お幸せになってくださいね。」

 (お幸せに・・・。)優子は心がこもっていない言葉を反復してみた。
 
 英二を愛しているのは本当の気持ち。それしか残っていないと言っても良い。
 女として全てを差し出した男。次は男の快楽の道具に・・・。

 そして、また同様に互いが、世間から一歩距離を置く新たな時に入る。

 頼んでおいた運送屋が来て、ダンボールを運んで行ったのは、金曜日の昼過ぎだった。

 白いタートルネックに膝が少し隠れる白のスカート。ヒールも当然白だった。

 優子の白い身体に真っ赤なリボンを臍の位置に巻いた。だが、それはもう見えない。
 (私はあなたへのプレゼントよ。好きにして頂いて結構。何も望まない。・・・与えるだけ。)

 優子の中には諦めに似た感情しか残っていない。
 (だって、もう引き返せない。私に織り込まれたものは愛情と言う名の諦観。)

 ピンクのコートを羽織って、レストランへ向かった。

 いつも優子は30分待たされる。馴染みのボーイが言った。
 「ワインをお持ちしましょうか。」
 「えぇ、お願いします。」 

 今日も粉雪が舞っている。
 「ちょっとお高いものです。今年の最高傑作で、当店があなたのために用意致しました。 実は私どもはあなたのファンでして、末永くお付き合い頂きたく思いまして・・・。」

 フルボトルが運ばれたが、当然半分以上は残されるだろう。
 大きめのグラスに少しのワインが注がれた。
 「フルーティーな香り。ちょっと酸味が強くて、軽く喉を抜けました。美味しいですわ。」
 「左様ですね。重たい赤ではありません。葡萄を最大限主張する赤。あなたにぴったりです。」

 香りを小さな鼻腔に送り込み、口に含み減ったワインを定量注ぎ足し、ボーイは去った。

 (そうね。8ヶ月、この店に来ている。・・・フルーティーとはもう言えない。重い赤。私は重たい赤ワインに今日からなって、もうこの店には来ない。・・・少し申し訳ないかな。)
   
 英二が入って来たのが見えた。いつもの席にいるため、真っ直ぐに優子の方に向かってくる。

 「優子、今晩は。あれ、ワインのボトル。どうしたんだい。」
 最初の会話だった。事情を説明し、優子は少し笑顔を見せた。
 「私の奴隷に・・・まぁ、目が高い、ということで許すか。」

 駆けつけたボーイに英二が注文を伝える。
 「すいませんね。今日は車でして、いつものサーロインレアと野菜サラダ、それとノンアルコールビアでお願いします。」
 「畏まりました。」

 ボーイは優子に目を向ける。
 「そうですね。このワイン、ビーフシチュが合いそうですね。それと少しお腹すいてて、少なめのガーリックライス、あ、ガーリックポテトって、油ッケのないものですね。」

 「左様です。しっかりとワインの風味をご理解頂け光栄です。ガーリックポテトを半分ほどでいかがでしょうか。」
 「それでお願いします。」

 「さて、優子。書類は出来ているかい。」
 ボーイがノンアルコールビア、その後、料理を運ぶ時間さえ、今の英二は待てないらしい。

 「ええ、おしゃった通りにしましたわ。」
 「よろしい、書類は渡して貰おう。」
 優子は隣の椅子においたバックから4つの書類を取り出し、英二に手渡した。

 優子は初め、英二を見つめていたが、やがて街頭の雪に目を移す。
 (豪雪になっても、今日帰るのは、この人のマンション・・・。)

 英二は全てを確認した後、付け加えた。
 「今日のルージュはピンク系だね。全ての書類に私の名を入れる。もう一度、そこにキスをしておくれ。」
 
 英二はそれぞれに「2008年12月19日、本内容を取り交わす。」と書き加え、更に、牝奴隷:南 優子 主;▲○本 英二 と入れ、また、優子の手元に書類は戻った。
 (「英二」さんって本名なのね。姓も知った。)

 ノンアルコールビアが届いたが、料理はまだ15分かかるだろう。

 優子は新たにルージュを引き、「飼い主」の名に口付けをしていく。

 「これでよろしいですか。」
 「あぁ、十分だ。もう、君は私の奴隷以外のなにものでもない・・・。二人の取り交わしの中でね。」
 最後は「法的拘束力」はないとでも、言いたいのだろうか。

 「英二さん、全部、有効です。ここで裸になれと言われればなりますし、テーブルの下で口でペニスをお慰めしますし、後ろから優子の穴を使ってくださってかまいません。当然、お口にオシッコも頂きます。」
 「まぁね。それはそうだけど、・・・ほら、料理が来た。」

 簡易なディナーはあっという間にテーブルに置かれ、美味しそうな湯気をそれぞれ上げている。

 「まぁ、食べながら。優子、私も全て捨てた。会社も家もね。残ったのは、2人の住むマンション。2億ほどの金。手に入れたものは、君とあまり長いとも思えない時間。ご感想は。」

 (家?家庭があったのかしら。それはどうでも・・・。あまり長くない、はそれくらいのお金では、あっという間に底を付く、という事かしら。これは聞いておこう。)

 「そうだね。2億って、何もなければ食っていける金かもしれないし・・・。あぁ、忘れていた。君は今、印鑑は持ってる。」
 「えぇ、もう、あなたのモノですけど。」
 「そう、なら、もう一つサインが必要だ。」

 英二がセカンドから取り出したのは婚姻届だった。
 「これにもサイン。」
 
 優子の感情になんとも言えないものが湧いたが、何でも英二の要求を満たすことが先である。

 「これはね、当然、私達が夫婦になることを示すものだ。保険とかが面倒で・・・。一応、有限会社を2人で持つ事になる。だから、私達が新たに手にするものは割と盛り沢山だね。私のマンションの下のコーヒーショップ。 あれの経営はこの有限会社の範疇になる。もっとも、私達は95%、その経営にタッチしないけど。」

 英二は優子と同様に全てを投げうったのだろう。
 (英二様。優子を飼ってくださってありがとうございます。)
 優子は「優子奴隷契約書」にある呼び方で、初めて英二を心の中で呼んだ。

 「さて、出るか。」
 「はい。」

 2万ほどの支払い。ワインは本当にサービスだったのだろう。
 2人がSUVに乗り込んだ。

 英二のマンションは目黒区である。車は現在位置から首都高を使っても、普通の道を走っても大して時間は変わらない。

 20分ほどのドライブ。優子は初めてではない。
 3回ほどは訪れているため、1人でも部屋には向かえる。

 男によって鍵が外された。女も続いて入る。
 ドアが閉まった。
 
 ここから新しいストリーが始まる。
 それぞれの「契約書」が「有効」になった。
 この狭い空間でのみ・・・。

 英二は3LDK全ての暖房をつける。
 その行動に優子は自分がすべき事に気づく。
 (ずーと、ここでは裸・・・。)

 コートを脱ぎ、毛糸のセーター、スカートを落とした。靴下、パンティーストッキング・・・。
 チラッと英二が優子を見た。

 当たり前の事が行われている。黒い首輪を手に鎖を引きずり、優子の側に来た。
 赤いリボンが目に入る。
 優子は最後のブラジャーを外そうとしていた。

 「優子。君自身がプレゼントの訳だ。君の最後の意志。ありがたく受け取るよ。」

 英二の手で、分厚い皮の首輪が優子にされた。その時、リボンが外される。
 優子はいつも通り、4つ足になった。
 真っ白い獣の恥毛は2ヶ月前から無いし、首輪と乳首のピアスのみが優子の「持ち物」である。

 「優子。少し部屋を改造した。リビングに檻がある。そこが君の主な居場所。人ではない君はここでは、私の意志なしでは何もできない。大小とかね。ちょっとした手術台・・・うーん、良くAVで見るような手足を拘束するものも。おいで。」

 首輪を引かれ、優子はリビングに連れて行かれた。
 檻。
 大きな犬が入れられる程度のもの。
 寝室。
 ベッドの側に確かにAVで見かける様な拘束具がある。そこには水道が引かれているようだ。

 「食事は君が作る。買い物は私だ。」
 「はい。英二様。」優子は初めて言葉を発した。

 「まず、これを付けたい。」
 かなり大きい輪の金属が2つ。もうひとつ、3分の1ほどのリング。

 「そこに横になりなさい。」
 大きい輪は明らかにヴァギナの飾りに違いない。だとすると、もう一方はクリトリスを貫通するリング・・・。

 「優子。私は歯医者なんだよ。まぁ、親の財産で行った三流大学出だがね。一応、麻酔薬も手に入るし、抜歯なんかも当然できる。」
 英二は優子の手足を最終的に固定する「カッチャ」と金属具の音を鳴らし続けながら言った。

 「これは君のどこに付けるかわかるね。」優子はヴァギナに目をやった。
 「そう、君が自分でヴァギナを開き、私のペニスを包み込める様に・・・。」
 英二は男の我侭を言ったが、別に「牝奴隷」の優子には不都合ではない。

 「こっちは優子。鼻輪だ。君の意味がいつもお互いに理解出来る様に。」
 「どうぞお好きにしてくださいまし。もう、優子は人ではございませんから・・・。」

 約30分ほどだったろうか。
 手際良く「手術」はなされ、優子に新しい持ち物ができた。
 まだ、麻酔が効いているため痛みはないが、鏡を手渡れた時、優子は自分の先行きを知らされる。
 (本当の家畜ね。まだまだ、私は「玩具」にされていく・・・。)

 優子のノーブルな鼻は銀色の金属で結ばれた。近くの日、それを引かれ、口を開かされ英二の大便を口にするだろう。
 (豚女・・・。私はヴァギナにバイブを入れ、大きな声を上げ、そんな事さえ快楽にしてしまう。)

 英二は服を脱ぎ捨て、ベッドに横になった。
 「優子。今日は特別だ。ベッドで寝なさい。もう、私も疲れた。風呂は止めだ。全身綺麗に舐め上げろ。・・・もし、私に元気が残っていたら、そのヴァギナリングを自分で拡げ、上で淫らにイって見せてくれ。」

 優子の可憐な顔が、英二と重なる。2人は濃厚なキスをした。
 その後、優子の髪を引き上げ、その顔をじっと見てみる。

 「良かった。綺麗な家畜になった。全てを捨てて悔い無しだな。」
 優子の鼻輪をもう一方の指でなぞりながら、英二が言った。

 優子の舌は英二の首付近から舐め始めた。何度も同じ箇所を繰り返しながら、ゆっくりと下へと流れていく。
 乳首を音を立て吸った。そして、また、舌を擦り付ける。臍、太もも、膝、足の指1本1本。

 1時間は要しただろう。
 ペニスにやっと唇が触れた。まったく硬くなっていないが、英二はこの1週間で本当に疲れ果てる作業を優子とのこの時のため、行ったに違いなかった。
 
 英二は肛門を舐められることを好む。
 指でサワサワとペニスを刺激しながら、舌は肛門を狙った。
 鋭角的に、ゆっくりと全体を、舌を横にし連続的な刺激・・・、様々を行う。
 肛門に吸い付き、舌を奥に入り込ませようともしてみた。

 その時、英二の寝息が聞こえてくる。優子は顔を上げ、その寝顔を確かめ、なお、10分ほどペニスを唇と舌で刺激する。
 英二の疲れを取る方法は睡眠以外、今はないらしい。しかし、優子があって、英二の深い睡眠があるのは確かだろう。

 (英二様、お休みなさい。)
 優子は英二に寄り添い寝るのは初めてだったが、すぐに深い睡魔に襲われた。

 翌朝、優子はキッチンに立っていたが、昨日の境遇とは一変していることを自覚せざる得ない。
 髪を梳かそうと見た鏡には、牝奴隷以上の家畜を示す鼻輪が鈍く光っていた。

 (悲しくはない。自分で認めたこと。・・・私の人生はもう、終わったのだから。)

 優子は美貌を有した冷静な女である。ただ、男によってもたらせた女の快楽はあまりにも深すぎた。
 愛した男に抱かれ、男は巧みな性技で女を引き付ける術を知っていたが、それはいくらかの要因。

 礼節、優しさ、知性を有した優子自身の「存在」にいつも空しさを覚えていた事も事実。

 ・・・深く、自分が女であることを思い知らされた。男に身体を与えるただの穴の役目が冷静な男に組し抱かれて失神までしてしまう女の性。ある意味、女に絶望させられた。
 (なら、男の玩具・家畜で良いじゃない。身体を自由にされ悦びを得る女なのだから・・・。)

 英二はある意味、優子に最も合った男だったのだろう。英二の女になった優子の身体と心はもうしがみつけるものを何も持てず、探す力は萎え、一呼吸でさえ英二の意思が必要であった。

ハムエッグを作ろうとして、油を避けるためエプロンを探す。
 冷蔵庫の隣に料理に要する「手袋」とエプロンがあった。
  いずれも真新しい。
 英二が取り揃えたのだろう。色は両方、青である。優子への心配りが見え、少しうれしい。

 少し厚めのハムを茹った油に滑り込まそうとして、優子はふと考えた。
 (何人分作れば良いのかしら・・・。私はもう「餌」で良いんだし・・・。)

 「2人分だよ。」
 英二がダイニングからキッチンを覗き込んでいた。
 優子の躊躇は英二にはわかりやすい言葉だったらしい。

 「おはようございます。英二様。」
 「おはよう。食事は同じで良いよ。面倒だろうしね。ただ、オアズケがあるかも・・・。そして、君にはテーブルは当然ない。」

 優子は英二の言葉に目で答えてハムを3枚、熱いフライパンに滑り込ませた。
 
 「私も今日から本当の隠居さんか。30半場で。・・・結構な身分かな。優子、缶ビールを1本付けてくれ。」
 優子には最初の方は良く聞こえなかったが、少し哀しい声だった気がする。
 「わかりました。」

 テーブルにハムエッグのハムが2つの皿が載せられ、その他のサラダ、トースト等が並べられた。
 そのすぐ下の床に優子は自分のものを置く。

 優子はもう4つ足で英二を見守っている。エプロンは外されており、素っ裸に首輪の格好だった。

 優子と英二の関係は互いに理解し合えている。

 テーブルについた英二はハムにフォークを走らせ、1口ほお張り、満足げに缶ビールの栓をイキオイ良く抜いた。

 「優子。食べなさい。」
 口を食器に近づけ、ハムの隅を口に咥え、直に歯で切る。まだ、かなり熱いがその塩・コショウの具合、半熟のトロケタ黄身が口の中で混ぜられ、1品の味となる。
 (まぁ、まぁ、かしら。)

 英二は次々に食事を口に放り込んでいたが、思い出した様に立ち上がり、TVの方に近づき、金属製の「紐」を取ってきた。

 「優子。チンチン。」
 口のパンを放り投げ、膝立ちでものの3秒で言われた姿勢となり、髪の顔に落ちた部分を横に直し、その手を握り乳房の横にやる。

 「足はもう少し。」
 優子は英二の意思通り、少し開き気味に直した。

 鼻輪に小さな引っ掛けがされ、錘の部分が右の乳房のピアスを通り、昨日付けられたヴァギナのピアスにも通される。
 錘が床でちょうど横になる。

 「ぴったりかな。逆か。ちょっと手を付けて。」
 優子が4つ足になると、錘は少し鎖を加え、横に転がったままだ。

 「失敗。背中を一度周すか。」
 改めて、優子はチンチンのポーズにされ、鼻輪からの鎖は背中を周り、左の乳房の上で・・・。
 「錘の部分を巻けば良いか。」 
 また、元に戻され、両方の乳房とヴァギナの襞に付けられたピアスを通った鎖は錘の部分で結ばれ、長さが調整される。

 錘はせいぜい、1つ50g程度だろう。それでもピーンと張った鎖は乳首、ヴァギナの肉を引き、数ヵ月後はもう何も必要なく、その形となるだろうものとなった。
 それに何より、鼻輪の存在が引き立ち、優子の家畜化を鮮明にする。

 「続けて食べなさい。」
 英二は言ったが、鎖が口の邪魔になり、食べることができない。
 優子が願い出た。
 「英二様。腰を下げてよろしいでしょうか。」
 「それは駄目。牝犬の食事じゃない方法は駄目だ。簡単だろ。舌を伸ばし、隙間から「餌」をすくい取れば良い。それか、もっと力を込め「餌」に食らいつく。」

 結局、後者を優子は選んだ。舌だけで肉など拾い上げる事はできないし、英二は明らかに人ではない優子を見たがっている。

 口をサラダに寄せ、バリバリと貪っている優子はその鼻輪をはじめ、身体の装飾と相まって、動物の牝に近づいて行く。
 
 既に英二は食事を終え、タバコをふかしていた。
 優子の食事は英二の半分程度だったが、まだ半分残っている。

 「優子。昼食は無しだから、全部平らげろよ。」
 「はい。わかっています。」

 英二の食生活は知っている。もう8ヶ月も付き合っているのだから・・・。だから、次の要求も・・・。

 「風呂には入るが、今、ここでもいいだろ。」
 「結構です。優子は家畜ですから・・・。」

 いつもは風呂で行っていた英二の小便・大便もリビングで優子の口にされる。
 風呂なら流せばよかったが、ここではどうすれば良いのか、優子の頭は考えていた。

 「優子。頼む。」
 家畜に言うべき内容ではないが、別にそういう点は英二は気にしていないらしい。

 「・・・大は後で風呂でにしよう。ちょっと後が大変そうだ。」
 「はい。そちらに参ります。」
 「手は自由に使って。でも、家畜の顔は私の方に。」

 部屋の温度は23度あり、英二は冬向けのパジャマのままだった。
 優子はその下半身のパジャマ、ブリーフを降ろし、ペニスを口に咥える。
 英二の排尿の欲求が強いことは口調で明らかである。  
 
 (ショワー)と口に広がる、いつもの味、暖かさ。だが、今日は全部飲まなければいけない。
 喉が激しく動く。
 小さめの優子の顔の鼻輪が若干下に落ち、リング状に近くなって見え、美しい女の顔を歪に変形させる。・・・英二のサディスティックな部分に火が点き始めた。

 小便を飲み干そうとしている昨日まで愛人だった家畜。
 
 コントロールが可能となり、英二は小便を止めた。
 優子が顔を一旦離し、また、すぐに元に戻る。
 健気に一滴も零さず、今までは全て飲み干していた。

 ペニスを含んだままの顔の鼻輪の鎖を外し、一本引き上下に動かす。
 乳首に鎖が擦れ、錘を含めたものが女自身を刺激する。
 切れ長の目が泣きそうに英二を見る。

 また、小便を始めた。・・・家畜は所有者の汚物を綺麗に平らげた。
 
 錘の部分が優子の淫液で濡れたが、それも、もう条件反射と言える。

 「優子。食事は片付けなさい。」
 「はい。」
 鼻輪に通された鎖が元に戻され、極めて女性らしい真っ白い背中と男の欲望が反映された装飾だらけの淫らな姿がキッチンとリビングを片付けのため何度も往復する。

 食器を洗う音が聞こえてくる中、英二は新聞を広げつつ、今日の予定を考えていた。
 (痛みはほぼ無し。痛み止め、化膿止めもたぶん問題なく働くな。さて、今日は。・・・イブなのか。 ふーん、じゃ、クリスマスプレゼントが必要か。)

 「優子。」
 「はい、英二様。」
 「今日、イブなんだな。知らなかったよ。」
 「左様ですか。・・・あのリボンは少し今日を意識していたのですが。」
  食器をテキパキと洗いながら、優子が答えた。

 「君の方に欲しいプレゼントはあるかい。あぁ、婚姻届は今日、出しに行く。」
  やはり、この単語に女は弱い。優子の動きが瞬時に止まり、動き出す気配がない。

 「そ、それで十分です。」
 少し泣いているようだった。
 18、22の時、親を相次いで失った優子に新しい家族ができる。

 「そうか。」
 それは英二も知っていることだが、この若く美しい妻は「家畜」となる同意を幾つもし、ここに「嫁いできた」女である。

 「優子。家畜妻に相応しいプレゼントは?」

 ちょうど、優子が這って、英二に近づいた時に聞いた。
 「まだ、何かくださるんですか。まだ家畜嫁は初夜を頂いておりませんが。」
 「ハ、ハ、そうだったな。じゃ、その準備に出かけるか。」

 言い終えると同時に優子の目を見た。
 優子には当たり前の事、昨日聞いた事で、それを忘れるような馬鹿ではない。
 飼い主が外出時は檻の中が当然で、その入り口に向かう。

 入り口が英二に広げられ、中に入った優子は「空間」を身体全体で感じとろうとしているかのように
少し中央部に「立ちすくんで」いた。
 風呂場で洗面器を取ってきた英二が檻の中に放り込む。

 「まぁ、3,4時間だけど。」
 「ガチャ。」
 檻の上にあった鍵がその「ドア」を閉鎖する。身体を丸め、全身を檻に沈めた優子は洗面器がすぐに必要なのは自分の生理故、もうわかっていた。

 「じゃ、君のためにイブの結婚、ご馳走、初夜の道具もかな、買ってくる。」
 「行ってらっしゃいませ。」

 優子は家のドアが閉まり、その中の家畜の居場所で一人になった。
 (私は何も主張しない。全て英二様に従い、飼って頂く。幾つもサイト・ブログで見た女性達とは違う。ここで静かに息を潜め、与えられる快楽を満喫し、必要とされる主の要求に全て答え、自分の意思で飼い殺される。2人のみの世界で私の人生は終わればよい。私はマゾヒストでも、牝奴隷、家畜でもない。それは「生活」の形をただ言葉にしているだけ・・・私はただの女。)

 ずっと身体にある排尿感のため、優子は洗面器にまたがる。勢い良く飛び出した尿は洗面器半分ほどに達しようやく終わった。
 排便の欲求が新たに沸き上がったが、それは英二も時に見たがる。

 どうやら3,4時間は我慢できそうで、洗面器を脇に置き、板が床になっている檻にまた身体を丸めた。

 いつの間にか眠ってしまった。
 目を覚ますと英二が笑みを浮かべ、優子を見ている。

 「失礼しました。お帰りなさいませ。英二様。」
 「いいよ。夜の長い主婦だからな。」
 檻の鍵が外され、外に出された優子は住民票を受け取った。
 妻の欄に「優子」の名がある。

 「と言う事で、奥さんにもなった。」
 何故こんなに気持ちが高ぶるのか、優子にはわからない。
 嗚咽が漏れるほどの感激。愛する男の妻になる事がこんなにうれしい事なのか。
 女は妻と言う響きに一生の喜びを得るように出来ているのではないかとさえ思えてくる。

 「優子。君の主人になったんだから、世間一般に名前は止めるか。」
 「はい。ご主人様。」
 「牝奴隷、家畜、妻。君は本当に大変だぞ。」
 「いいえ。きっと女の最大の喜びです。・・・私にとっては。」

 荷物、食材などがテーブルに置かれていく。
 「優子。食材はキッチンに。」
 「はい。ご主人様。」
 大量の肉、ワイン、玉ねぎ、ジャガイモ、・・・・。

 「いいよ。そこにお座り。」
 テーブルの椅子が亭主から許される。

 「後は玩具類。バイブ・・・初めて買った。あんまり好きじゃないな。これは医家向けの店から。まぁ、見たことあるだろう。」(ヴァギナやお尻の穴の奥まで開いてみる器具・・・。あれはカメラかしら。)

 「これは刺青の道具。こんなに小さい。取りあえず買ってみたが、君に何か異議があるかい。」
 「ご主人様。異議などありません。」
 「ふーん、優子にないのなら、何か考えてみるか。」
 英二はあまり、優子の白い肌を汚したくはないらしい。

 「後、君には必要なさそうだが、開口具、鞭、縄諸々、計53万円。」
 「えっ。」
 「ハ、ハ、主婦らしい反応だ。ちょっと余計な買い物が多いみたいだね。最後にこれはわかるね。」
 それは明らかにクリスマスツリーを飾る、デコレーションLEDだった。

 「今日の最後に君はクリスマスツリーになって貰う。明日の朝までね。」
 「はい。ご主人様。」

「午後3時か。さて何をするか。」
 夫婦となった2人の長い会話が終わった。
 気づいてはいたが、檻の洗面器がイッパイの状態である。

 「優子。大きい方もするんだろ。」
 「・・・。」
 「じゃ、いつもの通り、バスルーム。あの洗面器は持ってきなさい。」

 優子は身体中の装飾を揺らしながら、服を脱いで待つ英二の元へ中身を零さぬようにゆっくりと入って行った。

 「そこに仰向けに寝なさい。」
 バスルームは結構広い。4畳半くらいのタイルの上に優子は寝転がった。

 無言で洗面器を取り上げた英二がその中身を、少しずつ優子の顔にかけていく。
 優子の口が少し開き気味となり、両手も顔に一旦動き、自分の尿を受け取った後、身体に塗ろうとする。

 しかし、その動きは必要なくなった。洗面器は優子の身体の上を上下に動き、全身を小便まみれにしていく。
 優子の手が乳首のピアスを引っぱり続ける。それはいつもの癖だった。

 更に、英二自身も優子の顔を跨ぐ形で仁王立ちとなり、その顔目掛け小便をかけた。
 「ハァ〜、アァ〜。」
 指は片一方、ヴァギナまで降り、優子はオナニーを始めた。 

 「そのままして良いぞ。」
 当然、優子の大便の話だ。

 ビッショリの髪、首輪、鎖の束、ピアス、そして何よりも鼻輪。その目が虚空を見つめている。
 鎖は全身の長さになり、その錘がヴァギナの肉襞を千切りそうなほど引っ張っているが、優子には痛みなど感じている余裕はないらしい。

 (糞便に塗れて暮らす家畜妻の初夜か。)

 英二は腰を顔に降ろした。
 その途端、優子の下半身から「匂い」が立ち上がったが、無視し、自らのものを優子の口にしようと試みる。

 口の位置を確かめようとした時、優子が白目になっていることがわかったが、自分の手のオナニーは止めてないし、舌を突き出し、主の肛門を探している仕草が見えた。
 その舌に肛門をあてがってやる。緩慢だが、目的物を得ようとしていた。

 英二の大便は優子の口をいっぱいにし、顔を覆い始める。
 あくまで顔の上にするつもりだった英二は目の付近に第2弾を載せ始めた。

 「優子。落とすなよ。口のものは少しずつでも食べろ。家畜妻の主食だからな。」

 鼻輪が酸素を求め激しく動いている。匂いは当に麻痺した脳に到達していないだろう。

 シャワーの湯で尻を洗い、バスタブに腰掛、英二は優子を鑑賞していた。
 5分、10分、15分・・・、約5分おき位で優子の全身が痙攣する。

 そして、山ほど口にあった英二の大便が徐々に少なくなっていく。

 最後の痙攣が25分目。それ以後、優子は元の意識に戻ったのだろう。
 口の動きなどが規則正しい。

 30分後、全て無くなった。
 「優子。初めての大量の餌はどうだった?」
 「カ・チ・ク・・・。」
 優子が断片的に言った内容は、まだ続きそうで、しばらく英二は待っていた。

 「家畜妻です。英二様の・・・。優子は今、しっかりと自覚しました。」

 「そうか。目の部分のは手で身体に塗りなさい。おっと、足を拡げて自分の分を見せてご覧。」
 優子は膝を手にし持ち上げた下半身を英二に晒す。
 「すごい量だ。これじゃ、いくら換気が万全なこの風呂も対応できないわけだな。」

 優子が足を下ろし、目の部分の大便を身体に塗り始めた。
 乾いた大便がポロポロと優子の下に落ちていく。

 一気に大量の暖かいシャワーを汚れた全身にかけながら、英二が言った。

 「ちょっと、タバコを吸ってくる。30分後には2人で湯船を使える様に。」
 「わかりました。ご主人様。」

 約3,40分後、英二が戻ると優子が歯を磨いている。
 「ハ、ハ、イッパイ食ったからな。歯ブラシは使い捨てを大量に買っておこう。たぶん、一回で使う気がしないだろう。」

 湯船に2人が入っている。優子の髪はドライヤで乾かされ、良い香りが漂ってきた。
 その背中を抱いて、乳房、ヴァギナを英二は弄ぶ。

 「優子。何度イッた。」
 「5回・・・6回です。」
 「ここや、ここに触れられずイク身体になった訳だ。」
 「アァ〜、淫らな家畜妻ですから。」
 英二の指は当然、乳房のピアスをヒネリ、ヴァギナの中に収まっていた。

 「女って、哀しいし、男より生きやすいな。」
 英二がポツリと言う。それは優子の考えを極めて簡潔に言えばそうなる。
 「そうですね。・・・たぶん。」
 
 英二はその場で何の工夫も無く優子を抱いた。
 ただ優子には今までにない前儀があったため、何度も何度も激しい絶頂を得た。

 ゆっくりと身体を貫かれ、口に優しくキスをされても、その口が行った事があまりに「優しいキス」に値しない事だったため、それを思い出すと意識が飛びそうになる。

 白目のままの身体は大声を張り上げ、さっき告げた回数以上の絶頂に達した。

 その日の夜、例の拘束具に繋がれた優子の左乳房の下に真っ赤な筆記体の英語で、少し右上がりに「SLAVE WIFE」と10cmほどの刺青が入れられる。
 それが優子に入れられた最初で最後の墨である。

 デコレーションが巻かれ、優子はクリスマスツリーとなり、性器・肛門の奥までその「主人」に見せ、バイブや蝋で弄ばれ、聖夜をずっと立ちっぱなしで過ごした。

 6ヶ月が過ぎる。

 2人の関係は当然、そのままだったが、優子の歯は全て抜かれていた。
 優子の口は最も英二にとって使い心地の良い器官となり、体積を取る歯は互いに必要なくなっている。

 肉魂だけの口は、英二のペニスを自在にコントロールし、快楽の行方が決定できた。
 大便を「啜り」取る際、ほぼ口から零すことがなくなり、リビングでもどこでも「牝便器」は快適に利用
できる。
 そして、その後も口を濯ぐ必要がないほど、唾液が出るようになり、優子自身の身体が目的に適する様に作り変わっていった。

 英二は優子の入れ歯の取り外しの際、いつもからかう。
 「優子はきっと今と同じ美人の婆さんになるよ。」

 そして、それから1年が過ぎる。

 優子の2度目の少し大きめの鼻輪は、そのリングが全て見えるほど、貫通部が鼻の外に落ちている。首輪はもうしていない。
 英二に引かれる際は、鼻輪にリードが通された。

 ヴァギナにはもう男のペニスを引き締める力がない。英二は手首を入れ、直接、子宮を握ったり、指で子宮口に刺激を与える。

 開いたままのヴァギナはピアスが外され、逆に閉じる方に鍵が掛けれる太い穴が開けられていた。

 優子も英二も、互いに傷つけあっている自覚が出来始めている。行っている事は2人の「愛情の表現」であったはず・・・。

 そして、また半年。

 2年後のクリスマスイブである。

 世間との壁はますます高くなり、優子は当然だが、英二も外に出ることがめっきり減った。
 部屋は優子の仕事として、清潔さは保たれていたが、昼間もカーテンを引き、電灯の下の方が多い。

 英二の体重は結婚後よりは15Kgは落ちていた。性だけが中心の生活。 理想的な結婚。そして主従関係。

 「こうなるとは思っていたが、割と早かったね。」
 英二が優子に言った。
 優子が答えた。
 「ご主人様。お疲れになりましたか。」
 「あぁ、そうだな。」

 「ご主人様はこの時がわかっていたのですね。そう、2年前のクリスマス。」
 英二は1点を見つめ、考え事をしている。

 「優子にもわかってはいました。でも、ぼんやりとだけ・・・でも、見えました。ご一緒に参りますわ。」

 英二は寂しく微笑んだが、優子が回答を言ったことで、今日を最後の日とする決心が付いた。

 「クリスマス・・・赤の、2年前に君が飲んでいたワインを買っていただろう。それを飲んで永遠の2年間にしよう。」

 優子は2年ぶりに椅子に坐った。カマンデールのみのツマミが用意され、テーブルに置かれている。

 優子が2つのグラスを3分の2ほどのワインを注ぐ。
 優子は饒舌になっていた。他愛もない英二の失敗。ここ2年で起こった身体の変化。
 そんなことを懸命に話す。

 「優子。死ぬのが怖いのかい。」
 「いいえ。・・・女の方が生きやすい・・・ご主人様がおっしゃた通り、少しの空元気が残っているだけです。」優子は遠い昔見た、上品なグラス使いでワインを飲んでいる。

 (なるほど。生死ともに女の方が形になるな。)英二は思ったが口にはしない。

 「鼻輪、錠、ピアスは外すかい。」
 「ご主人様。それでは2年間の私が無くなってしまいます。このままで・・・。」

 「じゃ、おいで。」

 2人はベッドでグラス半分ほどのワインを乾杯した。
 「優子。楽しかった。君はきっと同じ道を歩んでくれると信じていた。そして今も愛しているが、これ以上の積み重ねは正直、自信がない。」

 「英二様。私は2年間、女であることを自覚して生きられました。最も得たかった事だった。私の人生はあなたに差し上げています。」

 錠剤が2錠、互いのグラスに落ち、泡が立ち上った。

 「お先に頂きます。」優子はあっさりと死を口にした。
 見る間に痙攣が起き、口から少し涎が落ちて向こう側に渡った。

 優子は英二に死に様を見せたかったに違いが無い。

 口の涎をふき取り、半目を口で閉じてやる。そして、最後に口付け、ピンクのルージュを引いてやった。

 「優子。まだそこら辺りにいるんだろ。今行く。」
 一気にワインを英二も飲んだ。
 優子の右の乳房を思いっきり握った時、全ての体重が優子にかかる。

 今年のクリスマスは寒さばかりで雪も降らない気の利かない日だった。 
                           
                          「終」  

 
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eConomy

Author:eConomy
 年末調整の紙なんかも来て(来なかった年もあったなぁ。自己申請)、2009年も終わりに近づいています。タバコが500円・・・まぁ、ねぇ。マイルドセブン・マルボロ1000円以上の国に行き、ひっくり返った事ありますけど。
 パチンコ屋でプカプカ煙を出す人が減るのでしょうか。
 減らないよ。まぁ、少しは減るかな。
 それより、たぶん、JTが訴えられます。
 理由は「そんな有害なものを売って、病気になった」方からの訴訟。
 で、1000円。そんな筋書きで、今度こそプカプカは減るんじゃないかと。

 1000円って言えば、1本50円。ばら売りが出てきます。
 4本、6本売り。
 タバコの話はこの辺で。

 秋は過ぎ冬の様相。朝、起きるのが苦痛です。
 って、言うか、イッパイ服を着込むのが面倒。
 
 そんなグウタラがSMを書いてるのが当サイトです。

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